番号記号(№)は、英語の「number」を表す欧文の略記記号であり、特に名称や題名における序数を示すために用いられる。大文字のNと上付きの小文字のoを組み合わせた合字として書かれ、Unicodeでは独自の符号位置を持つ。用法は言語や地域によって異なり、No.、n.、あるいは番号記号(#)などのより簡略な表記に置き換えられることも多い。
起源と字形
『オックスフォード英語大辞典』は、この記号の起源をラテン語のnumeroに求めている。これはnumerus(数)の奪格形で、「数によって」あるいは「数とともに」を意味する。ロマンス諸語では、各言語で「数」を表す語の略記として理解されている。字形としては、大文字のNと、通常は上付きで、時に下線を伴う小文字のoを組み合わせたもので、男性序数を示す記号に似た外見をもつ。
諸言語における用法
用法は言語によって大きく異なる。英語では一般にNo.が用いられ、北米英語では番号記号(#)が好まれる。ロシア語の出版物やポスト・ソビエト圏では、この記号が非常に広く使われている。フランス語とスペイン語では、別個の文字や上付きの形式が用いられる。ポルトガル語やイタリア語では、n.ºやnºがよく使われる。ドイツ語などいくつかの言語では、代わりにNr.が用いられる。
