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テキストファイルを閲覧するツール

less

Less
インフォボックスの全データ 9
作者
Mark Nudelman
最新版
710 / 17 September 2026
リポジトリ
github.com/gwsw/less
プログラミング言語
C
プラットフォーム
クロスプラットホーム
サポート状況
開発中
種別
ユーティリティソフトウェア
ライセンス
GPL 、BSDライセンス
公式サイト
http://www.greenwoodsoftware.com/less/

less(レス)は、Unix系のシステムにおいて、テキストファイルの内容を閲覧するために用いられるプログラム(ページャ)である。moreに似ているが、前方向だけでなく後方向にもスクロールできるよう拡張されている。

使用法

構文は次の通りである。

less [options] <file_name>

lessはオプションを指定することで振る舞いを変えることができる。例えば、スクリーン上に表示する行数などである。これらのオプションはシステムによって異なる可能性がある。閲覧中にはさまざまなコマンドが利用できるが、これらのコマンドはmoreやviのものに基づいている。インクリメンタルサーチによるパターン検索も可能である。

デフォルトでは、lessはファイルの内容を標準出力に書き出す。出力が端末以外のものにリダイレクトされた場合、例えばパイプによって別のコマンドに渡された場合、lessはcatコマンドのように振舞う。

作者・著作権他

lessは1983年にMark Nudelmanによって書かれ、2012年現在はGNUプロジェクトの一部となっている。大抵のオープン・ソースに基づくUnix系システムには含まれているユーティリティである。

日本語への対応

オリジナルのlessはそのままでは日本語を表現するために広く用いられていたISO-2022-JP(JISコード)、EUC-JPやShift_JISを正しく表示することができなかった(ただし オリジナルのバージョン346以降はUTF-8の表示への対応を謳っている)。

これに対処するためKazushi (Jam) Marukawaらがオリジナルのソースに対するパッチを制作した。パッチを適用したコマンドはjlessと呼ばれており、上記の複数の漢字コードの自動認識、自動変換に対応している。これは日本国内において広く受け容れられ、FreeBSD ports collectionにも含まれている。またMicrosoft Windowsにも移植されている。しかしながらjlessには以下のような問題もある。

jlessの問題点

  • Marukawaがjlessのパッチを配布していた公式サイトは2010年現在アクセスできない状況にある。開発は事実上停止していると言ってもよい状況である。
  • オリジナルのlessはしばしばアップデートが行われるが、jlessは最も新しいものでもバージョン382に対するパッチとして提供されている。
  • Unicodeに対応していない。特に、最近のlinuxのディストリビューションでは、インストール時に「利用する言語」として日本語を選ぶと標準のエンコーディングとしてUTF-8が採用されるケースが多いが、jlessではUTF-8をうまく表示できない。(j)lessに代えてページャとして、UTF-8、UTF-7他多くのエンコーディングに対応しているlvを採用しようという動きも見られるが、lvの機能がlessの全ての機能をカバーするわけではない。

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