Python Imaging Library(略称 PIL)は、プログラミング言語Pythonに、各種形式の画像ファイルの読み込み・操作・保存を行う機能を提供するフリーのライブラリである。Windows、Mac OS X、Linuxで利用することができる。2009年9月にリリースされた最新版のPIL 1.1.7では、Python 1.5-2.7をサポートしているが、Python 3のサポートは「後に」なるとされている。
開発は、2011年のPILレポジトリへのコミットを最後に停止しているとみられる。そのため、Pillowという後継のプロジェクトがPILのリポジトリをフォークし、Python 3のサポートなどを追加している。
Pillowは、オリジナルのPILの後継として、DebianやUbuntu(13.04から)などのLinuxディストリビューションで採用されている。
機能
PIL は、画像操作のための標準的なプロシージャを提供しており、次のようなものがある。
- ピクセル毎の操作
- マスキングと透明度の制御
- ぼかし、輪郭補正、スムージング、輪郭検出などの画像フィルタ
- シャープ化、明るさ補正、コントラスト補正、色補正などの画像の調整
- 画像へのテキストの追加
- その他いろいろ
サポートするファイル形式
使用例
この例では、ハードドライブから画像をロードし、ぼかしのフィルタ処理を行っている。
from PIL import Image, ImageFilter original = Image.open("lena.ppm") # ハードドライブから画像をロード blurred = original.filter(ImageFilter.BLUR) # 画像をぼかす original.show() # 2つの画像を表示する blurred.show()