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Linuxディストリビューション

Devuan

Devuan
インフォボックスの全データ 16
開発者
Veteran Unix Admins
OSの系統
Linux(Unix系)
開発状況
開発中
ソースモデル
オープンソース
初版
2016年5月3日
最新安定版
6.1 / 2026年1月2日
リポジトリ
git.devuan.org
使用できる言語
英語・日本語など
パッケージ管理
APT (dpkg)
プラットフォーム
i386, amd64, ARM, ppc64el
カーネル種別
モノリシック (Linux)
ユーザランド
GNU
既定のUI
Xfce
ライセンス
複数のオープンソースライセンス
先行品
Debian
ウェブサイト
devuan.org (英語)

Devuanは、他のinitシステムとの互換性を維持し、systemdによるベンダーロックインを回避することを目的としたDebianベースのLinuxディストリビューションである。Devuanは、systemdの代替としてsysvinit、runit、OpenRCを提供している。

概要

DebianからSystemdを取り除いたディストリビューションを配布することが目的である 。これはDebian 8 Jessieにおいてデフォルトのinitの代替としてsystemdを採用したことが、Debianの開発者及び利用者の間で対立を引き起こしたことが影響したことによるものである。

Devuanは上流のDebian開発リポジトリーをミラーして、systemdへの依存の除去あるいは「initの自由」を保つために必要な修正がなされたパッケージリポジトリーを保持している 。修正されたパッケージにはpolicykitやudisksが含まれる。 Devuanは対応するDebianのリリースと類似した動作をサポートする。 Devuanはsystemdをリポジトリーには提供しないが、すべての依存が除かれるまではlibsystemd0を保持している。

Debianが常にトイ・ストーリーのキャラクターをリリースのコードネームに使用しているのに代わり 、Devuanは星の名前から別名をつけている。 Debian 8のコードネームにはJessieが使われているが、Devuanのリリースでは小惑星10464(Jessie)より名付けられたという。 Devuanの不安定ブランチの別名はCeresであり、これは準惑星ケレスより名付けられている。

歴史

Devuanの最初の安定版リリースは2017年5月25日に公開された。

Devuan 2.0.0(ASCII)は2018年6月9日にリリースされ、2.1は2019年11月21日にリリースされた。ASCIIはインストール時に5種類の異なるデスクトップ環境(XFCE、Cinnamon、KDE、LXQt、MATE)から選択可能であり、多くの他のウィンドウマネージャもリポジトリから利用可能である。また、initにはsysvinitとOpenRCの選択肢を提供し、ブートローダにはGRUBとLILOを提供する。DevuanはDebianのエキスパートテキストインストーラーの修正版を維持しており、ユーザーが選択すれば自由ソフトウェアのみをインストール可能である。一方でライブデスクトップイメージは、Devuanの派生であるRefractaのカスタムグラフィカルインストーラーを使用する。

Devuan 3.0 Beowulfは2020年6月3日にリリースされ、Debian 10.4をベースとしている。Ppc64elがサポートアーキテクチャに追加され、Runitが代替initとして利用可能となった。Eudevおよびelogindは、Systemdの一部機能を置き換えるために使用される。

Devuan 4.0 Chimaeraは2021年10月14日にリリースされた。Debian Bullseye (11.1)をベースとし、Linuxカーネル5.10を搭載している。

Devuan 5.0 Daedalusは2023年8月15日にリリースされた。Debian Bookworm (12.1)をベースとし、Linuxカーネル6.1を搭載している。

Devuan 6.0 Excaliburは2025年11月2日にリリースされた。Debian Trixie (13)をベースとし、Linuxカーネル6.12を搭載している。

パッケージ

Devuanは独自のパッケージレポジトリを有する。これは上流であるDebianをミラーしている。systemd以外のinitシステムを許可するために必要な場合のみ、ローカルで修正が行われる。Devuanはリポジトリ内でsystemdを提供していないが、すべての依存関係が削除されるまでlibsystemd0を保持している。

AmprollaはDebianのパッケージとDevuanのパッケージを統合するために使用されるプログラムである。これはDebianからパッケージをダウンロードし、Devuanが上書きするパッケージに対応する変更を統合する。Repologyによれば、Devuan 4.0のパッケージ数はDebian Stable(13)よりも少ないが近い水準にあり、Devuanのunstableはパッケージ数の点でDebian unstableとほぼ同一である。

派生ディストリビューション

2022年8月、PeppermintはDebianベースのISOに加えて、DevuanベースのISOのリリースを発表した。

Exe GNU/Linuxは2017年以降のDevuan派生ディストリビューションであり、デスクトップ環境としてTrinityともう一つのLXDEバージョンを搭載している。

Starはもう一つのDevuanベースのLinuxディストリビューションであり、Openbox、Fluxbox、JWM、i3などの軽量ウィンドウマネージャを搭載している。

バージョン履歴

バージョン コードネーム コードベース リリース日 サポート終了日
1 Jessie Debian 8 "Jessie" 2017年5月25日 2020年6月30日
2 ASCII Debian 9 "Stretch" 2018年6月9日 2022年7月1日
3 Beowulf Debian 10 "Buster" 2020年6月3日 2024年6月30日
4 Chimaera Debian 11 "Bullseye" 2021年10月14日 2026年8月31日
5 Daedalus Debian 12 "Bookworm" 2023年8月14日 2028年6月30日
6 Excalibur Debian 13 "Trixie" 2025年11月2日 2030年6月30日
7 Freia Debian 14 "Forky"
8 Gryphon Debian 15 "Duke"
unstable Ceres Debian "Sid" ローリングリリース
凡例
サポート終了
サポート中
現行バージョン
最新プレビュー版
将来のリリース

出典:

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