Claude(クロード)は、アメリカのソフトウェア企業アンソロピックが開発した大規模言語モデルのシリーズである。2023年3月にAIチャットボットとして公開され、AIを活用したソフトウェア開発にも用いられている。アンソロピックは、ターミナル上で動作するコーディングエージェントであるClaude Codeや、プログラマー以外の利用者を対象とした類似のツールであるClaude Coworkなど、Claudeを基盤としたエージェント型ツールを提供している。Claudeは、倫理的および法的な遵守を向上させるためにアンソロピックが開発した手法である「憲法」を用いて訓練されている。
製品と機能

Claudeは、コードの断片や文書などの成果物を生成できる生成AIチャットボットとして提供されており、2025年にはウェブ検索機能が加わった。Claude ProやClaude Maxといった有料プランでは追加の利用権が得られ、複数人向けのプランとしてClaude TeamやClaude Enterpriseがある。また、アプリケーションプログラミングインターフェースを通じても利用でき、2024年10月以降は、アプリケーションが画面の内容を解釈し、キーボードやマウスの操作を模倣できるコンピューター操作機能も含まれている。
エージェント型ツール
2025年2月に公開されたClaude Codeは、自然言語のプロンプトを用いて、ターミナルからコーディング作業を委任できるコマンドラインツールである。2026年1月にリサーチプレビューとして公開されたClaude Coworkは、非技術系の利用者向けにグラフィカルインターフェースを通じて同様の機能を提供する。2025年8月には、アンソロピックはブラウザー拡張機能であるClaude for Chromeも公開した。これは、Claudeが利用者に代わってウェブサイトを閲覧し、フォームに入力することを可能にするものである。
政府との対立
2026年2月、アメリカ国防総省は、同社が国内での大規模な監視および完全自律型兵器へのClaudeの利用を禁じる契約上の条項の削除を拒否したことを受け、アンソロピックをサプライチェーン上のリスクに指定した。連邦判事は2026年3月にこの指定を差し止め、2026年8月には違憲な報復であるとして、指定を恒久的に取り消した。
