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腹壁

腹壁
インフォボックスの全データ 3
MeSH
D034861
グレイ解剖学
p.408
FMA
10429

腹壁(ふくへき、英:Abdominal wall)は、解剖学において腹腔の境界を構成する構造。前腹壁と後腹壁に大別される。

全ての腹壁には共通の層構成がみられ、最内層には腹膜が位置する。腹膜には、臓器表面を被覆する臓側腹膜(大・小腸などを覆う)と、腹壁の内面を被覆する壁側腹膜がある。その外側には腹膜外脂肪、腹横筋膜、内・外腹斜筋および腹横筋の腱膜、さらに被覆部位により名称の異なる筋膜(腹横筋膜、腸腰筋膜など)が重層する。

臨床的な用法では「腹壁」はとくに前腹壁を指すことが多く、この場合、上記の層に腹横筋・内腹斜筋・外腹斜筋の三層筋(および腹直筋)が含まれる。

構造

腹壁の外形は概ね六角形で、上縁は肋骨縁、側縁は中腋窩線、下縁は腸骨稜・鼠径靱帯・恥骨稜・恥骨結合で境される。

層

腹壁の浅層から深層への各層は下記の通り。

  • 皮膚
  • 皮下組織
  • 筋膜
    • カンパー筋膜:脂肪性の浅層
    • スカルパ筋膜:線維性の深層
    • 腹筋膜
  • 筋肉
    • 外腹斜筋
    • 内腹斜筋
    • 腹直筋
    • 腹横筋
    • 錐体筋
  • 横筋筋膜
  • 腹膜外筋膜
  • 腹膜

内側

腹壁の内側には、いくつかの臍ヒダ・靱帯が走行し、それらにより区分される窩が存在する。各窩は特定のヘルニアの好発部位と関係する。

ヒダ・靱帯 起源(遺残) 区分される窩 関連ヘルニア
正中臍索 尿膜管 膀胱上窩 膀胱上ヘルニア(まれ)
内側臍靱帯 臍動脈 内側鼡径窩 直接鼠径ヘルニア
外側臍ヒダ 下腹壁動脈 外側鼡径窩 間接鼠径ヘルニア

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ウィキペディアのテキスト、CC BY-SA 4.0 · 元の記事