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松本清張の短編小説、メディアミックス作品

張込み

基本情報

出版日1958年1月15日
分類映画
著者松本清張
監督野村芳太郎
ジャンルドラマ映画
インフォボックスの全データ 12
作者
松本清張
国
日本
言語
日本語
ジャンル
短編小説
発表形態
雑誌掲載
初出
『小説新潮』1955年12月号
出版元
新潮社
挿絵
佐藤泰治
収録
『顔』
出版元
大日本雄弁会講談社
出版年月日
1956年10月10日
装幀
宮田武彦

「張込み」(はりこみ)は、松本清張の短編小説である。初出は『小説新潮』1955年12月号である。1956年10月に短編集『顔』収録の1編として、講談社ロマンブックスより刊行された。

1958年に松竹で映画化されたほか、数度にわたりテレビドラマ化もされた。

あらすじ

警視庁の柚木刑事は、東京・目黒で発生した強盗殺人事件の主犯・石井を追って、石井の昔の恋人・横川さだ子が嫁ぐ九州S市に夜行列車で向かう。

S市に着いた柚木は、横川家近くの旅館で張り込みを開始するが、銀行員の後妻となったさだ子はただただ単調な日常生活を繰り返すのみ。本当に石井は現れるのか。

五日め、焦りが募る柚木の前で、手鞄をもった洋服の男が横川家を訪問し、そのあと、いつもと異なる服装のさだ子が出てきた。柚木は旅館の階段をかけおり、道路に出たが、さだ子の姿は見えず、あわてた柚木はやっと駅に出たが、汽車で出た気配はない。駅前のバスに気づいた柚木は、今しがた出たバスが、広い田圃の平野から丘陵地帯へ向かったと聞き、タクシーに乗って追いつこうとする。該当のバスの終点にいた運転手と車掌から、石井とさだ子の降りた停留所を突き止めた柚木は、S署に応援をたのむ電報を打ったのち、丘陵の道を歩いて追うなか、ようやく遠い向こうに二人の姿を発見した。

男の膝の上に、女は身を投げていた。柚木はさだ子に火がついたことを知った。五日間張りこんで見ていたさだ子ではなかった。あの疲労したような姿とは他人であった。柚木は、石井に接近することができなかった。彼の心が躊躇していた。

S市を流れる川の上流の、川北温泉の旅館に二人は入っていた。S署の刑事たちが到着すると、柚木は、女のほうは私が適当にしますと言い、配置についた。旅館の廊下に現われた石井に、柚木は手錠をかけ、送りだすと、ひとりで部屋に残った。襖が開いた。柚木を見て表情を変えたさだ子に、柚木は「すぐにバスでお宅にお帰りなさい。今からだとご主人の帰宅に間に合いますよ」と告げる。

登場人物

  • 原作における設定を記述。
柚木(ゆぎ)
警視庁捜査課の刑事。同僚からは文学青年と笑われている。
下岡(しもおか)
柚木の同僚の刑事。小郡駅で柚木と別れる。
山田(やまだ)
土建業者の飯場の土工。強盗殺人事件の犯人として挙げられ、石井が共犯であると自白する。
石井久一(いしいきゅういち)
山田と同じ飯場の土工。山口県の出身。独身。東京に出てきたが失職し、日雇人夫などさまざまなことをしてきたらしい。
横川さだ子(よこかわさだこ)
石井の昔の女とされるが、石井が東京に出奔したあと、一年ばかりで九州にわたり、銀行員の横川仙太郎に嫁ぎ、S市に住む。

作者によるコメント

著者は本作について、発表から20年以上が経過した1976年に、以下の通り記している。

昭和三十年ごろ、東京下町のある商店に強盗が入り、主人を殺して逃走したという新聞記事が出た。犯人の身許が割り出され、その者は九州の某県のある町に家があり、当人は一年前から妻子を残して東京に出稼ぎに来ていたことがわかった。すぐさま警視庁から捜査員二名が九州に出張し、被疑者の家に張込みすることになった。一段くらいのコミ記事だったが、何気なくこれを読んだとき、私は犯罪そのものよりも被疑者の生活環境を考えた。

昭和三十年ごろといえば、敗戦後のインフレが落ちこんで不況を招き、農村では特にその傾向が強かった。被疑者は農業で、現金収入の途を考えて東京に出稼ぎに来たものに違いない。ところが東京で一儲けしようと思っても、地方から初めて来た農村の人間にとっては、有利な働き口も金儲けもない。家では送金を待っている。犯人には妻子のほか両親も一緒にいたのかもしれない。犯人は送金を待っている家族のことを考え、思い余ってその商店に盗みに入ったが、主人夫婦に目を覚まされて殺したのであろうと考えた。そうなると、ひたすら夫の送金を待ち、その帰郷を待っていた家族、とくに妻は、帰郷する夫の代わりに警視庁から刑事が張込みに来たとなれば、どういう気持ちになるだろうか。そこから「張込み」の発想が始まった。

当時、私は、『小説新潮』に推理小説の短篇を一つ依頼されていた。その前に同誌に発表した歴史物がわりと好評だったので、続けての依頼であった。「顔」もそうだが、「張込み」も推理小説として構想したのではない。人間の心理に重点を置いて、そこから起る「事件」を主題にした。その意味で、これは推理小説でもなければ、犯罪小説でもない。いわゆるサスペンスの範疇にも入らない。そこにはドキドキするような場面やアクションは少しもないからである。

「張込み」の最初の腹案では、家で待っている犯人の妻を刑事の眼から見ることを考えた。いつ犯人が立ち回りに戻るかわからない。それを前の家の二階から始終監視しているうちに刑事の心情として、何も知らぬ妻の生活に次第に同情が起ってくる。この場合、刑事は自分たちの来ていることを犯人の妻には知らせないでおく。張込みの或る場合には、警察が家族に協力を求める。当人が帰ったときは連絡してほしいと頼んだり、あるいはその家の中に捜査員が隠れているようなこともある。だが、この小説では、そうした張込み方法をとらなかった。犯人の妻は、何も知らないままに自分の行動がすべて刑事に観察されている。刑事の眼は、第三者の眼であり、読者の眼でもある。

そのうち、最初の、犯人の妻という設定を変えた。犯人と恋仲であった女性が他家に嫁いでいる。夫は年上であり、かつ愛情のない夫婦であるということにした。つまり警視庁では、地元署と協力して犯人の経歴を調べていくうちに、かつての恋人が他の家庭の主婦になっていることを突きとめた。したがって、今は他人の妻だが、追い詰められた犯人は前の恋人に会いに必ず立ち回るという予想で張込んだのである。主婦は、愛情のない夫との家庭生活では無味乾燥で無気力である。しかし、ひとたび犯人から連絡があると、刑事の眼から見ても、その動きはにわかに活発となり、生き生きとしてくる。主婦の倦怠した生活の底に埋もれ火のように残っている曽ての情熱が再び燃え上ってくるというのをテーマに書いた。

書誌情報

  • 顔(1956年10月10日、大日本雄弁会講談社ロマン・ブックス)
  • 顔・白い闇(1959年5月10日、角川文庫)
  • 日本推理小説大系11 松本清張集(1960年6月2日、東都書房)
  • 松本清張短篇総集(1963年4月10日、講談社)
  • 松本清張短編全集3(1964年1月25日、カッパ・ノベルス、2008年11月20日、光文社文庫)
  • 張込み 傑作短編集(五)(1965年12月15日、新潮文庫)
  • 新潮日本文学50 松本清張集(1970年3月12日、新潮社)
  • 松本清張全集 第35巻(1972年7月20日、文藝春秋)
  • 松本清張自選傑作短篇集(1976年6月10日、読売新聞社)
  • 松本清張傑作総集(1993年10月20日、新潮社)
  • 松本清張小説セレクション 32(1995年1月10日、中央公論社)
  • 日本推理作家協会賞受賞作全集 9 顔(1995年5月12日、双葉文庫、ISBN 978-4-575-65808-8)
  • 遭難 松本清張映画化作品集 3 (2008年7月20日、双葉文庫)
  • 松本清張傑作選 佐藤優オリジナルセレクション(2013年6月30日、新潮社、2012年3月1日、新潮文庫)

映画

松竹大船製作、松竹配給にて1958年1月15日に公開された。野村芳太郎が清張原作映画の監督を務めたのは、本映画が第1作となる。脚本は橋本忍が、クレジットされていないものの助監督は山田洋次が務めた。第32回キネマ旬報ベスト・テン日本映画第8位に選出され、1989年「大アンケートによる日本映画ベスト150」(文藝春秋発表)では第94位にランキングされている。モノクロ、シネマスコープ。

映画版の特徴

原作では張り込みを行うのは柚木刑事1人だが、映像的な効果と刑事側の内面の焦りを表現するため、若手の柚木、ベテランの下岡の2人の刑事を登場させた。舞台は原作のS市として、清張に関係の深い(妻の実家がある)佐賀県の佐賀市に設定された。なお、原作では柚木と同世代と見られる下岡は冒頭のみ登場し、石井の故郷・山口県に向かい、別行動をとる。

キャスト

  • 大木実(柚木隆雄刑事)
  • 宮口精二(下岡雄次刑事)
  • 高峰秀子(横川さだ子)
  • 田村高広(石井キュウイチ)
  • 菅井きん(下岡の妻・満子)
  • 竹本善彦(下岡の長男・辰男)
  • 清水将夫(さだ子の夫・仙太郎)
  • 伊藤卓(仙太郎の長男・隆一)
  • 高木美恵子(仙太郎の長女・君子)
  • 春日井宏行(仙太郎の次男・貞二)
  • 内田良平(石井の共犯者・山田庄吉)
  • 高千穂ひづる(柚木の恋人・高倉弓子)
  • 藤原釜足(弓子の父)
  • 文野朋子(弓子の母)
  • 町田祥子(弓子の妹)
  • 高木秀代(弓子の妹)
  • 磯部玉枝(弓子の妹)
  • 浦辺粂子(旅館の女主人)
  • 山本和子(旅館の女中・秋江)
  • 小田切みき(旅館の女中・喜和子)
  • 川口のぶ(銭湯の娘・信子)
  • 北林谷栄(信子の母)
  • 玉島愛造(銭湯の釜焚き)
  • 南進一郎(深川署署長)
  • 近衛敏明(深川署刑事課長)
  • 松下猛夫(深川署刑事)
  • 土田桂司(深川署刑事)
  • 鬼笑介(深川署刑事)
  • 芦田伸介(捜査第一課長)
  • 大友富右衛門(佐賀署署長)
  • 多々良純(佐賀署刑事)
  • 小林十九二(洗濯屋の主人)
  • 清水孝一(洗濯屋の小僧)
  • 大友純(飯場の親方)
  • 山本幸栄(町工場の主人)
  • 草香田鶴子(製本屋のおかみ)
  • 末永功(血液銀行の係員)
  • 福岡正剛(タクシーの運転手)
  • 今井健太郎(巡査)
  • 竹田法一(関西弁の男)
  • 小林和雄(ある通行人)
  • 稲川善一(郵便屋)

スタッフ

  • 監督:野村芳太郎
  • 脚本:橋本忍
  • 撮影:井上晴二
  • 音楽:黛敏郎
  • 美術:逆井清一郎
  • 録音:栗田周十郎
  • 編集:浜村義康
  • 照明:鈴木茂男

エピソード(映画)

  • 本映画の企画は『顔』と同時期に始められた。企画の小倉武志は、当時大船調が全盛だった松竹で、女性路線ばかりでなく男性路線もやろうと考えて、社長の城戸四郎を説得、当初反対した城戸が許可したことで、映画化が決定した。
  • 映画化が決定したのち、脚本を担当する橋本忍は、当時練馬区関町にあった原作者の自宅を訪問した。この時橋本はまだ「(本映画の脚本を)どうしていいかわからない」状況であったが、警視庁の刑事の実際の捜査は二人で行動するものでは?と話を切り出した橋本に対して、清張は「いっしょに警視庁に行こうじゃないですか」と提案し、二人で警視庁を訪問、この結果、映画に関する警視庁の協力を取り付けることに成功した。橋本はこのことに関して、「自分が切り出していっしょに行って、警視庁の協力まで取って、それで作品を少しでもよくしようという、そういう原作者は少ないですよ」「非常に感動的に残った」と回顧した。
  • 野村芳太郎は、この映画を以下のように回想した。「自分はあの時38歳だった。B級映画ばかり撮らされて、ここでとにかくクリーンヒットというか、自分の作家生命を賭けたものを撮りたい。それが『張込み』だったので、一歩も引かずにやった」。野村は、本映画の時はテクニックが全くわからなくて、ただがむしゃらに自分が決めたことをやってみた。だから『砂の器』より『張込み』に対しての思いのほうが強い、と答えた。野村は、原作者の警視庁への口利きを得て、助監督の山田洋次と共に、深川署の殺人担当の刑事に毎日ついて歩き、追跡取材を行った。
  • 山田洋次は当時、他の助監督から「監督の才能がないからやめろ」と言われたが、野村のもとに相談に行ったところ、野村にシナリオを書くよう言われ、本映画の縁で橋本忍に弟子入りし、のちの『ゼロの焦点』では橋本と脚本を共作することになった。
  • 佐賀のロケでは、一万人の見物客が出た。多数の群衆の中で撮影の行われた佐賀駅では、人よけのためにロープを結び付けた駅舎の柱がズルズルと動き出し、警察が中止を求める騒ぎとなった。また、大木実ら主演俳優の宿泊した旅館の周りをファンが取り囲み、警官隊と押し合いになった。
  • 温泉の場面は原作では「川北温泉」とされ、佐賀市北部の川上峡温泉がモデルと推定されるが、映画では、宝泉寺温泉で撮影された。この理由を野村芳太郎は「俗世と温泉とのコントラストをより際立たせたくって、山の奥に行きたかった」として、自分がロケハンしてたどり着いたのが同温泉だったと説明した。同温泉には当時旅館が3軒あるのみであり、最も奥にある旅館が撮影に使われたが、この旅館は現存しない。
  • 当時の鉄道風景が丁寧に描かれるのが本映画の特徴の一つである。長大なアバンタイトルで有名な冒頭の列車移動シークエンスの車中は、実際に九州行き急行列車「筑紫」の最後尾に貸切の三等客車を1両増結して撮影された。撮影陣を始め、大木と宮口、大勢のエキストラ(大部分は佐賀ロケに赴く撮影スタッフ等が兼務した)が一昼夜乗りつづけながら、車中の様子(東海道本線の夜行区間は満員のため通路に座り込み、夜が明けてからの山陽本線区間でようやく座席に座り、シャツを脱いで下着姿で暑さをしのぐ)をリアルに撮影した。途中通り過ぎる主要駅のカット挿入、別撮りした列車走行風景とで、1000km以上に及ぶ旅の長さを印象付けた。ただし、作中では夜行急行「さつま」を利用して東京から佐賀へ向かう設定であるが、その際に乗換えとなる鳥栖駅のシーンは映画中存在しない。
  • 当初の公開予定は1957年のシルバーウィークであった。しかし野村の意向により撮影が長期化、封切りは延期となった。松竹の製作部長が「何とか妥協して帰ってきてほしい」と説得に来たが、野村は帰らず、社長の城戸は激怒した。原作者は原作よりいいと本映画を非常に褒め、特に冒頭の列車に乗り込む部分を褒めたという。列車に乗り込む場面は主演の大木によれば、本物の横浜駅で実際の列車にぶっつけ本番で飛び乗っており、幸いにも一発OKであったが、仮にNGだった場合は次の大船で下車して翌日の同時刻に撮影する予定だったそうである。
  • 同作でチーフ撮影助手を務めた川又昂によれば、佐賀駅での撮影は全て大船撮影所から持ち込んだクレーンによる移動撮影で、また夏の暑さを表現する光度の関係を考慮して、空に雲が少しでもかかった場合は撮影を中止するほどの凝りようだったという。

受賞

テレビドラマ

上記の映画版を踏襲して、若手とベテランの2人の刑事が張り込む筋立てとなった。舞台は九州に限らず、それぞれ全国各地に設定された。

1959年版

1959年7月10日、KRテレビ(現:TBS)系列の『サンヨーテレビ劇場』枠(22:00 - 22:45)にて放映された。

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1960年版

1960年8月29日と9月5日、KRテレビ(現:TBS)系列の『ナショナル ゴールデン・アワー』枠(20:30 - 21:00)、『松本清張シリーズ・黒い断層』の1作として2回にわたり放映された。

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1962年版

1962年8月23日と8月24日(22:15 - 22:45)、NHKの『松本清張シリーズ・黒の組曲』の1作として2回にわたり放映された。

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  • 演出:中山たかし
  • 制作:NHK

1963年版

1963年12月8日、NETテレビ(現:テレビ朝日)系列の『日本映画名作ドラマ』枠(日曜 22:00 - 23:00)にて放映された。1958年公開映画のテレビ版リメイクである。

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1966年版

1966年2月22日、関西テレビ制作・フジテレビ系列(FNS)の『松本清張シリーズ』枠(21:00 - 21:30)にて放映された。

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1970年版

1970年12月7日から1971年1月11日まで、日本テレビ系列の『ファミリー劇場』(21:00 - 21:56)内にて6回にわたり放映された。ギャラクシー賞第15回期間選奨受賞(八千草薫)作品である。

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1976年版

ドラマタイトル「裁きの夏」。1976年8月30日から9月24日まで、日本テレビ系列の『愛のサスペンス劇場』枠(13:30 - 13:55)にて20回にわたり放映された。

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1978年版

「松本清張おんなシリーズ・張込み」。原作通り、張り込みは柚木独りに、犯人の名前は玉井に設定された。吉永小百合主演のメロドラマ風に仕上がった。1978年4月2日、TBS系列の『東芝日曜劇場』枠(21:00 - 21:55)にて放映された。視聴率は19.9%であった(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

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1991年版

「松本清張作家活動40年記念・張込み」。1991年9月27日、フジテレビ系列の『金曜ドラマシアター』枠(21:02 - 22:52)にて放映された。視聴率は18.8%であった(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。地元・愛媛の所轄署の田舎刑事・上岡が、警視庁エリートの柚木の相棒という設定である。

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1996年版

1996年4月5日(21:00 - 22:49)、テレビ東京系列にて放映された。「松本清張原案・時代劇スペシャル 文吾捕物絵図 張込み」として、時代劇に設定を移した異色作である。

2002年版

「松本清張没後10年記念・ビートたけしドラマスペシャル・張込み」。2002年3月2日(21:00 - 23:21)、テレビ朝日系列にて放映された。柚木をベテランに、下岡を若手エリートにと設定を入れ替えた。主な舞台は群馬県桐生市に設定された。ラストは原作と異なる。第39回ギャラクシー賞奨励賞を受賞した。2002年文化庁芸術祭参加作品である。

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2011年版

「松本清張特別企画・張込み」。2011年11月2日、テレビ東京系列の「水曜ミステリー9」枠(21:00 - 22:48)にて放映された。ドラマの主要な舞台を松本市とする。

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