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日本の歌人

小見山輝

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小見山輝

基本情報

生年月日1930年10月1日
死亡年月日2018年7月1日
職業歌人
出生地笠岡市
死没地笠岡市
インフォボックスの全データ 7
生誕
小見山 輝(こみやま あきら)1930年10月1日岡山県笠岡市
死没
2018年7月1日(87歳没)岡山県笠岡市
職業
歌人
言語
日本語
国籍
日本
配偶者
神信子(歌人)
親族
小見山泉(歌人・次女)

小見山 輝(こみやま てる、1930年10月1日 - 2018年7月1日) は、日本の歌人。本名・輝(あきら)。龍短歌会代表(1995 - 2018)。

来歴

1930年、岡山県笠岡市神島に生れる。1945年14歳で満蒙開拓青少年義勇軍に参加し満州に渡り、1946年に引き揚げ帰郷。1950年「林間」に入会。1951年「龍」入会。服部忠志に師事。1953年加藤克巳の「近代」に参加。1995年「龍」代表。万葉集や釈迢空の歌に親しみ、人間存在の根源的な虚ろを見つめ、生の華やぎや、かそけさをすくいとる作風に特徴がある。岡山県歌人会会長、日本歌人クラブ中国地区代表幹事などを歴任。万葉歌碑建立にも尽力した。2012年岡山地域文化賞受賞。2016年聖良寛特別賞受賞。

著書

歌集

  • 第一歌集『春傷歌』(潮汐社 、1979年)
  • 第二歌集『風』(手帖社 、1981年)
  • 第三歌集『寄物六百歌』(砂子屋書房、1999年)
  • 『現代歌人文庫小見山輝歌集』(砂子屋書房、2013年)ISBN 9784790414902
  • 第四歌集『朝凪 夕凪』(潮汐社、2015年)
  • 第五歌集『神島』(潮汐社、2017年)
  • 第六歌集『一日一首』(潮汐社、2018年)ISBN 9784885230530

歌書

  • 『歌の話』(みぎわ書房、1997年)
  • 『独り精進』(大学教育出版、2000年)
  • 『歌の話Ⅱ 汽水の蟹』(潮汐社、2010年)
  • 『歌の話Ⅲ とりふね』(潮汐社、2020年)ISBN 9784885230608

その他

  • 『歌を道づれに 岡山地名百選』(書肆亥工房、2001年)
  • 『西東三鬼の世界』(岡山文庫、2003年)
  • 『吉備のたたら』(日本文教出版、2009年)

作品

若き日の小見山輝
若き日の小見山輝
坂本信幸(万葉学者)と小見山輝
坂本信幸(万葉学者)と小見山輝
歌碑除幕式2017年11月23日
歌碑除幕式2017年11月23日
3枚の画像

『春傷歌』

  • 迫りくる雲の速さに驚きて声にし出でぬあはれ人の名  
  • 朝霧の動くともなき河原に現れては消ゆる黒き石ひとつ
  • 男装となりてにほへる女医なりき「四平」にて別れその後を知らず
  • つかの間のしぐれののちの雲晴れて墓原に人の墓ぞひしめく
  • 戦ひにわが友多く死にけり昭和二十年ひとしく行年十五歳

自選歌集『空蟬』(『現代歌人文庫小見山輝歌集』所収)

  • おびただしき猫と住まひて媼ひとり悦楽(えらぎ)の声をあぐることあり  

『寄物六百首』

  • みなぎりて波止を越えむとする潮を身に感じをり色事に似る
  • 死の際に思へることや何ならむ佐太郎柊二まして迢空
  • 鉄板の上にて焼きし死者の事思へば生くるは狂ふに似たり

『朝凪 夕凪』

  • 常凡(よのつね)のことにはあれど人ごみの辻に泣きわめく児のあるはあはれ
  • 驟雨して山にまつはる雨霧の暗く暮れゆくまでのいろいろ
  • 鬼の声する時を経て鳥の声風の声まれに人の声する

『神島』

  • 誰の妻と思ひかなしむ身の白く照りたるをみな細魚(さより)をすすぐ
  • 枯芝のうへを枯葉がころげまはり音もたてねば見てゐるばかり
  • 幼女(をさなめ)の庭前(かど)の遊びに声をかけ過ぎて来にけり互(かた)みに独り

『一日一首』

  • 木も草も枯れはてにけり ささやまにささなき走るうくひすのかげ
  • 生れ在所の神島にかかる橋なれば 戻る思ひにわたりをり あはれ
  • 天神の沖の迫水(せみど)の水尾ひとすぢ 青む を見れば 昼ふけにけり

歌碑

  • 「わたり鳥 さしばの鷹の声すると ふり仰げども たゞ青き山」(岡山県笠岡市神島・自在天神社 2017年建立)

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